K-LOG! 〜何気ない日常を面白く。〜

どうも。国公立大学院生のKです!毎日そこそこに忙しい日々を送っておりますが、とても楽しい!カテゴリなんて考えず、日々思いついたことを次々記事にしていきますよ〜(ブログアイコン:kinoac)

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バイク用バッテリー交換 手頃な台湾YUASAバッテリーTTZ10Sを使おう!(YTZ10S/FTZ10S/STZ10S/GTZ10S互換)

北海道、東北地域では降雪があるので、冬季間はバイクに乗れません。2018年のバイクシーズンも終わりを迎える今日この頃。先日ツーリングをしていたところ、バッテリー上がりを経験し、JAF案件となってしまいました。

 

 

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私のバイクはHONDAの400Xなのですが、製造から5年がたち、バッテリーが寿命を迎えてしまったようです。幸い、JAF会員だったのでロードサービス料は無料でしたが、バッテリーの交換が必要な様子。

 

国内産バッテリーは高い!出費が苦しい…

400Xの純正バッテリーは、GSユアサのYTZ10Sというモデルです。お値段は何と14,030円!その他、古川バッテリーやACデルコなども対応するバッテリーを作っていますが、やはり1万円以上してしまいます。


YTZ10S GS YUASA ¥ 14,030 (CBR600RR CBR1000RR YZF-R1 等適合)

 

しかし、バッテリーがないとエンジンすらかけることができません。そこで探したのが海外製バッテリー。たくさん怪しいバッテリーが出てくるのですが、その中で見つけ出したのが「台湾ユアサ」のバッテリー。日本の「GSユアサ」とは別会社ですが、同じ「ユアサ」の名前を冠したバッテリーです。

個人的には、台湾といえばそこらへんをバイクが走り回っているというイメージがありますが、そこらへんで新車装着されているともなる台湾ユアサのバッテリー。日本国内で作るよりも製造コストが下げられるために、安く売られているのでしょうか?

台湾ユアサのバッテリー TTZ10Sを買ってみた! 


台湾ユアサ TTZ10S バイクパーツセンター ¥3,959

ということで、今回はこちらのTTZ10Sを買ってみました。4000円で購入できるんですから、2シーズンももってくれれば御の字です。

今回は液別タイプを購入しました。バッテリー液は希硫酸なので、安易に手で触ってはいけません。必ずゴム手袋をつけて扱いましょう。私は化学を少々嗜んでいる人間なのでこの危険性は把握しておりますが、硫酸の性質を知らない方は扱わない方が無難です。液入り・初期充電済みの商品を選んでください。なお、硫酸が皮膚についてしまった時には拭き取って終わりは絶対にNGです。流水で15分以上洗い流すのが基本です。

 

実際に購入してセッティングしてみた。

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届いた箱の中には、希硫酸のパックとバッテリーが入っています。なお、希硫酸は劇物なので、荷物の中には「劇物引渡書」も一緒に入っています。必要事項を記入して押印し、返送しましょう。希硫酸のパックについている黒いキャップは、あとでバッテリーをシールするために使いますので間違って捨てないようにしなければいけません。

手順1 希硫酸の充填

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ラッピングを剥がして黒いキャップをとると、希硫酸のボトルはアルミでシールされています。このアルミは外すことなく、そのままバッテリーの希硫酸充填口にあてがい、力強く押し込みます。するとアルミに穴があき、希硫酸の充填が開始されます。

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ポコポコポコ…と音を立てながら希硫酸が充填されていきます。5分ほどかかるので、絶対に倒さないように放置しましょう。

 

手順2 希硫酸の浸透

バッテリー内部のセパレータに希硫酸を浸透させるため、バッテリーにキャップを付けずに20分以上放置します。中ではシュワシュワと音を立てながら水素が発生していますので、絶対に火を近づけてはいけません。説明書には「1時間放置」と書かれていますが、1時間以上放置するとバッテリーの性能が低下しますので放置しすぎてはいけません。

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ゴミが入らないように、キャップを軽くのせておきましょう。

 

手順3 キャップの打ち込み

メンテナンスフリーバッテリーは、一度バッテリーにキャップを装着すると、2度と外すことはできません。「プラスチックハンマーなどをつかって適切な力で打ち込む」と書かれていますが、そんな都合のいいものはありません。500mlペットボトルを水で満たし、しっかりキャップをしめて打ち付けることで、プラスチックハンマーの代わりにすることができます。ここで少しでも隙間があるとNGです。確実に打ち込みましょう。

 

手順4 初期充電

初期充電は行わなくてもOKですが、充電器があるならば行った方がベターです。このバッテリーの容量は9.1Ahですので、本来ならば、0.9Aの電流を10時間ほどかけ続けることで充電を行います。このバッテリーはVRLA対応の充電器を使わなければならないのですが、我が家にはそのような都合のいいものはありません。そこで、古い車用のバッテリー充電器(当時は開放式バッテリーしかなかったはず)を使用しました。「よいこのみんなは、ぜったいにまねしないでね!」

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端子電圧(何も繋いでいない状態でのバッテリーの電圧)が13.5Vになれば、バッテリーはフル充電されていますので、バイクに装着しましょう。

 

バッテリー交換後の挙動

交換前は、力のないセルの音がしていたのですが、交換後には力強い音となり、一発で素早くエンジンがかかるようになりました。また、交換前にはエンジン始動時にライトが暗くなったり、電装品の電源が一旦落ちたりしていたのですが、交換後ではそのようなこともなくなり、元気そのものです。日本製のGSユアサのYTZ10Sは5シーズンも使用できたので、きっと天命を全うしたのでしょう。安い台湾ユアサ、どの程度長持ちしてくれるでしょうか。3シーズン持ってくれるといいなと思いますが…楽しみですね。

不具合があればまたレポートしたいなと思います。