バイクを買ったら揃えたい整備工具5選 初心者はまずこれを買おう！

バイクに乗って風を切る感覚はなんともいえない爽快感がありますよね。免許を取る前は風をきるライダーがとても気持ち良さそうに見えていても、乗ってみると実は過酷な環境であったことに気づかされるかもしれません。夏は暑いし冬は寒い、それもバイクの醍醐味なのかもしれませんね。

それはさておき、バイクに乗ったら必ず必要なのが「メンテナンス」。旅先でのちょっとしたトラブルにも対応できるよう、工具は一通り揃えておかなければなりません。車載工具があるから大丈夫？　いえいえ、そんなことはありません。今回は、バイクに乗るなら揃えておきたい整備道具をラインナップします。

車載工具でいいじゃないか。いやいや、精度が悪いからダメなんです。

車両を買った時に必ずついてくるであろう車載工具。日常のメンテナンスに必要な工具が一通り入っています。でも、これはものすごく精度が悪いんです。「精度が悪い」というのは、部品とぴったりと合わないということ。バイクによく使われる六角ナットは、精度の良い工具を使えば、6箇所の頂点と6本の直線全てが工具とぴったり重なり、ネジを回すことができます。しかし、精度の悪い工具では6箇所の頂点だけに力がかかり、その結果6角が少しずつ潰れていくということがおきてしまうのです。

車載工具はあくまで応急用。日常の整備で使うことはやめましょう。

手頃な値段で、持っておきたい整備道具●選

WORKPRO　ホームツールセット322点組　13,298円

WORKPRO　ホームツールセット　作業工具セット322点組

 1万円オーバーなのでちょっと高い…のは事実ですが、これさえあればできない整備はほとんどありません。バイクだけでなく、車いじりやDIYをするとき、ちょっとした家の設備の修理なんかもこれだけでできるでしょう。もしも、家に全くこのような工具キットがないのであれば、1セットは持っておくべきです。少数ですが、中国製品で精度が悪いという書き込みもあるようなので、購入後は一通り確認するべきです。Amazonでの評価は星4つ。悪い商品ではないので、安く一通りの工具を揃えるのならばおすすめです。

 SK11 ソケットレンチセット TS-312M　3,310円

SK11 ソケットレンチセット TS-312M 12PCS 差込角:9.5mm 12点 1セット

 ホームセンターでよく取り扱われているSK11の工具セットです。スパナやメガネレンチで六角ナットを回すと、何度も工具を架け替えなければならないのですが、ラチェット式レンチを使えばその必要がありません。ラチェット式レンチでは片方の回転方向にしか力がかからないようにできるので、とても楽にボルトの取り付け・取り外しを行うことができます。まず1つ買う、というのであればこれを選べば良いでしょう。

 AstroAI　デジタルマルチメーター　1,249円

AstroAI テスター デジタルマルチメーター 電気 電圧 電流 抵抗 ダイオード 測定 導通 テスター 小型 バックライトLCD 自動車 日本語説明書（改良版） 一年保証付き

 電気系のトラブルに絶対必要なのが、「テスター」です。それだけではなく、時々バッテリーや発電機のチェックのために電圧を測る必要があります。テスターであればどれでもいいのですが、AstroAIのこのテスターはバックライトがついているので夜間の作業でも便利です。バッテリーの劣化により電圧が低下すると、セルが回らずにエンジンが始動できなくなってしまいます。また、レギュレートレクチファイヤが壊れると発電電圧が規定値以上に上昇し、電装品の故障を招きます。発電機の故障なども見抜くことができるので、バイクを持つなら1台は持っておきたいものです。

WORKPRO ソケット＆レンチセット差込角9.5ｍｍ　3,128円

WORKPRO 32PC ソケット＆レンチセット差込角9.5ｍｍ　ラチェットハンドル　W003001AJ　自動車・バイク・クロスバイクなどのメンテナンス向け　車載工具

 レンチだけでなく、スパナあるとより便利です。そんな時にはこちらの商品がおすすめ。SK11の製品よりも人気は落ちますが、それでもAmazonでの評価が高いWORKPROのソケット＆レンチセットです。

フジ矢 万能電工ペンチ　FA104　1,577円 

フジ矢 万能電工ペンチ(絶縁端子・裸圧着端子両用) 刃部【切断・皮むき】研磨仕様で今までに無い切れ味 FA104

 愛車へのUSB端子の取り付けをはじめとしたちょっとした電気系統いじりには、この電工ペンチが便利です。これ1本で被覆を剥ぐ、着る、圧着するなど、電工に必要な機能全てがまかなえます。電子機器の取り付けをしたいなら、絶対に用意しておきましょう！

100円ショップの工具でも大丈夫なものもある

ニッパやラジオペンチなど、「回す」ことを目的としない工具であれば100円ショップに売っている安い工具で十分です。これらは精度が悪くても、車体に与える影響が皆無であるためです。もちろん、高級な工具と比べれば使いやすさに差があることは事実ですが、その差が問題になる程整備をする予定がないのであれば問題にはならないでしょう。ただ、工具があるのとないのでは大違い。100円ショップの工具コーナーで、ニッパとラジオペンチだけは用意しておきましょう。Amazonで購入するならば、次のような物を買っておけば十分です。100円ショップの商品よりも使いやすいはずですが、数百円程度の十分に安いものです。

KENOH ミニ 先細ラジオペンチ

trad ミニニッパー110mm MNP-110 No.4

バイクを買ったら、工具も買おう。

バイクを買ったら、その整備をしてあげるのもライダーの仕事です。愛車の整備なら、きっと楽しいはず。今は整備なんてするつもりがなくても、乗っていれば必ず工具を必要とする場面がやってきます。バイクを買ったら、最低限の工具は一緒に揃えておきましょう。